かなり極論にぶっ飛んでる書籍です。知識が無い人は極論はそういう捉え方もあるんだなというくらいにとらえて反対の意見も仕入れましょう。
目次
- 1.日本の債務超過はハイパーインフレでしか解消できない
- 2.MMT(現代貨幣)理論は未来は、もっと、大変、理論
- 3.日本の財政赤字は先進国で最低
- 4.ハイパーインフレの下で起こる事
- 5.異次元緩和の弊害
- 6.日銀の債務超過の引き金
- 7.ドイツのハイパーインフレに学ぶ
- 8.藤巻氏のポートフォリオは政府と同じ
1.日本の債務超過はハイパーインフレでしか解消できない
- 2019年末の債務残高1111兆
- 2020年の計画は歳入71兆、歳出102兆
2.MMT(現代貨幣)理論は未来は、もっと、大変、理論
- 自国通貨建てで借金する限りはインフレが加速しなければ大丈夫という理論
- つまりハイパーインフレでは崩壊する理論
- 日銀はMMTを否定しながらMMTに沿った行動をしている
3.日本の財政赤字は先進国で最低
- 1位 日本(237%) 2位 ギリシャ(184%)3位 イタリア(132%)
- 経済成長率は40年間最下位
- 太平洋戦争終戦直後のハイパーインフレ時と現在の債務残高/GDPは同じ水準
4.ハイパーインフレの下で起こる事
- 借金の返済が容易になる
- 国民の富が政府に吸い上げられる
- 現物の価値が高くなる
5.異次元緩和の弊害
- 円の価値と信用の失墜
- 長期国債と短期国債の金利差の縮小による銀行の収入減
- 資本経済主義における政府の役割(全体最適コントロール機能)の放棄
6.日銀の債務超過の引き金
- 景気減退で日経平均株価が1万1,000円を割ったとき(日銀はETFを保有しているため評価損で債務超過)
- 景気改善により長期金利が上がり債務が膨らむ
→景気が良くなっても悪くなっても債務超過になる
7.ドイツのハイパーインフレに学ぶ
- 不労所得階層は国外に資産を持っていたものだけが生き残る
- 固定給の専門職、事務職は仕事が無くなる
- 農村生産者が最も災難を免れる
8.藤巻氏のポートフォリオは政府と同じ
- 不動産、ドルを中心とした外貨、仮想通貨少々
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