皆様、確定拠出年金って活用してますか?個人事業主の場合iDeCoになりますが、私はサラリーマンでもあるので企業型確定拠出年金(DC)を利用しています。税制優遇が手厚いものの60歳にならないと引き出せないというネックもある為、お試し的に1ヶ月の掛け金はたったの3000円で運用していますが、コロナ前後でポートフォリオ組み直したらパフォーマンスが思いの外良かったので記事にしてみました。
目次
1.直近でREITに全振りしたら▲8%から+5%へ回復
前回の記事で、確定拠出年金でのトータルリターンについて触れていましたが、3月の暴落時に運用益▲8%まで落ち込んおりその差異に一番年間の下げ幅が激しかったREIT(不動産投資信託)にスイッチングしました。ここまで回復するなんて思ってなかったんですが、結果は以下の通りです。
- 資産状況
- 残高推移
2.野村DC取り扱い投資信託の考察
-1).運用商品ごとの10年間の成績
以下に株式・債権・REITの運用商品別実績をまとめてみましたが、やはり海外株式の伸び率の方が国内より大きいですね。世界的に資金が大量に投下されている現状を踏まえると更に株価上昇の流れは大きくなりそうです。
商品名 運用益
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No.009国内株式アクティブ +137% (8,000 → 19,000)
No.013国内債券パッシブ +13% (11,000 → 12,500)
No.015海外株式アクティブ +175% (8,000 → 22,000)
No.018海外債権アクティブ +53% (15,000 → 23,000)
No.020新興国債券パッシブ +37% (11,000 → 8,000)
No.021国内REITアクティブ +131% (8,000 → 18,500)
No.022海外REITパッシブ +100% (8,000 → 16,000)
- No.009国内株式アクティブ
- No.015海外株式アクティブ
-2).運用商品から考えるスイッチング
国内株式アクティブの投資信託と海外株式アクティブの投資信託の運用商品を比較してみると海外株式特に上記でも好成績の<No.015海外株式アクティブ>のポートフォリオが魅力的です。以下、ポートフォリオですがNo.009よりもNo.015の投資信託の方がリモートワークやヘルスケア市場の拡大といった時流に合っていて強い企業の構成となっています。
- No.009国内株式アクティブのポートフォリオ
- No.015海外株式アクティブのポートフォリオ
3.考察を踏まえた商品変更
- 海外株50%+国内REIT25%+国内株25%
気持ち的には海外株No.009に全振りしたいところですが、世界のコロナ感染拡大の状況から比較的感染拡大をコントロールできている日本に一時避難的に資金が集中するかも?という事、日銀の継続的なETF買い支え、継続的なコロナ対策予算投下を鑑みてこの構成にしました。
まだまだ波乱が続きそうな相場ですが、うまく乗りこなしていきたいところです。ポジショントーク的ですが最後はグローバル投資に明るい広瀬隆雄さんのツイートを引用させて頂き締めくくりたいと思います。今はまだ仕込み時。
君がぶっ飛ぶデータ見せてあげようか? 下はM2(マネー・サプライ)。いま垂直に増加している。こんだけジャブジャブしているのに株が下がるわけない。 https://t.co/ILei1aujWL pic.twitter.com/rfrNVjI2Be
— じっちゃま (@hirosetakao) 2020年6月12日