Seeking Alphaという米国株マーケット情報サブスクサービスについて10日間使い倒してレビューしました。Premium(月契約$29.99/月、年間契約239$)の年間契約の14日間トライアル中ですが自分としては年間契約でもありだなと思いました。
『タイムリーな情報獲得』『根拠のある投資』『掘り出し株発掘』に有用です!
1.気になる銘柄をポートフォリオに入れておくと関連する情報が届く
-1).決算プレスリリースが配信される
以下RPRXの事例ですが、公式のリリースからの情報配信が早いです(恐らくリリース即時で情報反映している)。公式ページのIRの情報と見比べましたが、恐らく100%一緒の情報です。RPRXの公式ページではPDFでのレポートで投稿されてたので、若干Seeking Alphaのほうが見やすい。
(メールでは端的に決算結果が予測に対してどうだったか?が箇条書きで配信されます)
(WEBページでは決算リリースの全容を)
-2).プレ&アフターマーケットの状況と登録銘柄の関連レポートが配信される
ポートフォリオごとにプレとアフターマーケットで株価の前日比と銘柄関連レポートが届きます。関連レポートは業界情報的な感じで、市況や競合の動きについても読み取れるので参考になります。
(例えば、自分のポートフォリオに関する情報)
(入り時を検討するためカテゴリごとにポートフォリオ作って情報収集)
-3).アナリストの記事が配信される
気になる銘柄をポートフォリオに登録しているとその企業に関する情報がタイムリーに届きます。以下は話題のドローン銘柄UAVSのショートレポートの例。
ただのドローン製作工場的な小規模会社がどんな経緯で1500%も株価が上がったか?というレポートです。これも所詮レポートなんで盲信すべきではないですが、ショートレポートとロングレポートの両方が読めるのは参考になります。
(メールでのサマリーの配信)
(WEBサイトでの記事)
-4).投資アイデアが配信される
だいたい最終的にファンドの有料投資情報へのプロモーションに繋げられているのですが、情報の内容自体は有用なものもあります。特に自分の知らないテーマについては理解が深まるので有難い。
(日本の証券会社でも配信しているトレンド情報とほぼ一緒)
(以下、EV市場拡大における鉱物関連投資のアイデアの記事)
2.企業の情報が網羅的に取れる
一つに銘柄に対して、関連ニュース・記事、格付情報、財務諸表、決算結果と予測の状況、配当履歴・予測、企業価値・成長性・収益性・テーマ性の格付詳細、競合比較、チャート機能とトレードに必要な情報はほぼ取得できます。
-1).Summary(概要)
(Seeking Alpha編集者とWall Streetの格付け概況)
(株主構成比)
-2).Rating(買いか売りの格付け情報)
-3).Financials(財務実績)
-4).Earnings(決算の予測と実績の履歴)
-5).Dividends(配当の履歴)
-6).Value、Growth、Profitability、Momentum(企業価値、成長性、収益性、話題性)
-7).Peers(競合比較)
-8).Charting(好きな銘柄と色んな軸でチャート比較)
3.その他プレミアムで取れる情報
-1).スクリーニング機能(格付け・配当・収益性等のランキング)
-2).スクリーニング機能(直近で格付けが変動した銘柄のリスト)
-3).ポートフォリオ情報に格付け情報が追加される
-4).投稿記事やニュースが読み放題(無料版は5記事/月まで)
3.まとめ
今回Seeking Alphaを利用したのはTwitterの投資カピバラさん(@Capybara_Stock)の以下記事で良さそう!と思ったのがキッカケでした。
以前よりご要望いただいておりました、銘柄分析やポートフォリオ管理に使える「役立つツールサイト集」をnoteにいたしました!😆
— 投資カピバラ@米国株🌿&👩❤️👨投資家 (@Capybara_Stock) 2020年12月20日
初心者はもちろん、上級者の方にも新しい発見があるかも?必見です!👀
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それまではだいたい広瀬隆雄氏(じっちゃま)の情報発信をきっかけにしながら良さそうな株をピックアップしてテクニカル的アプローチで売買していたんですが、トレードを繰り返す中で『もう少し早くその情報手に入れてたらなぁ』と感じる事が多くなっていた事が背景にはあります。
アメリカ合衆国運輸保安庁(TSA)が夏の旅行シーズンに向けて6000人の新規雇用を発表。 https://t.co/sARb5EtACF
— じっちゃま (@hirosetakao) 2021年2月19日
レビューまでの使用期間はたった10日だけですが毎日2時間くらいは読み漁ったので、少なくとも自分が投資している企業の業界の状況やトレンド、ある程度の先行きについては今までより具体的に持てたなという印象です。
米国の事は日本に住みながらでは分からないので、その企業が何者なのか?、実績は?、業界の中でどんなポジョニングなのか?今その企業を取り巻く環境はどうなっているのか?といった基礎情報を短時間で手軽に知ることができるのは有益でしたし、トレードしながら活用してプラスになるなと感じました。
Seeking Alpha、もし私と同じ用な課題感を持っている方には、おすすめです!
※補足
私はTOEIC750点レベルなのでそのまま読むのは辛いのですが、DeepL(翻訳ソフト)をバックグラウンドで起動させながらであれば何の苦もなく読めました。