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資本主義の終わりに準備できていますか?

40歳以下の人達はもしかしたら生きているうちに資本主義の終わりを体験するかもしれません。山口周さんの新著の「ビジネスの未来」を読んで、ずっともやもやしていた事がスッキリしたので記事にしました。

 

1.インデックス投資の利回りは低迷していく可能性が高い

昨年のコロナ以降、投資が大盛り上がりで証券会社の損益改善も決算発表と共にニュース化していました。

www.nikkei.com

 

私は投資経験が不足していたので良い判断ができず波に乗れませんでしたが、コロナ禍の投資機会の展開を読めた方は資産を2,3倍にできたと思います。

 

ただそれは「一時的なチャンスで今後は甘くない」というのが広い意見だと思いますが、もう少し先も見越した話も念頭に置きたいなというが本項の主旨です。

 

経済成長率の鈍化

www.jiji.com

新興国の経済成長の特徴は先進国からの人・物・金・情報・技術の流入があるので初期段階の経済成長率は激しく、その傾斜は年々急で短期になっています。次の投資機会はアフリカという話はFACT FULNESSの中でも触れられていましたが、それも一時的なものと想定されます。 

山口周さんは新著”ビジネスの未来”で「経済成長率の指標GDPは本来、世界が成長途上で物質的充足を目指していた時にその進捗を測る為に設けられた指標である。その目的が達成された今その指標を継続して用いる事は手段が目的化しており本末転倒だ」と言われています。

また「GAFAMが生むイノベーションは経済成長にはつながらず、基本的に他のビジネスから成長を奪って吸収しているだけで新しい市場を生み出してはいない」とも。

 

人口の上限も見えていて新興国のキャッチアップも短い期間で遂げられてしまう今、インデックス投資で利益を得られる期間はそう長くはないかもしれません。

 

2.実用的消費より精神的充足消費の比重がますます高まる

サブスクリプション(定額課金)ビジネスの登場によって消費の中身が「モノの所有」から「モノの利用を通して得られる体験」に変わったという表現を聞くようになりました。

 

山口周さんも「物質的消費」から「意味的消費」へ。という表現で変化を表現されていますが、詰まるところ体験や意味を求めるというのは精神的充足なんだろうなと思います。

 

その最たるものだなと感じるのは、農業体験サービスの登場です。

www.googleadservices.com

食べ物を獲得するために汗水をたらす生産行為を食べ物を得る為でなく、その体験、プロセスを楽しむ為にお金を払って行うわけですから精神的充足を求めた消費以外の何者でもなく、豊かな世の中の象徴です。

 

自分も例外なく精神的充足を満たすために経済合理性の無い色んな消費をしています。最近気になっているのはこちら↓

pin.it

最近リモートワーク漬けで自然に対する渇望がすごいです。。。

www.kokenomori.com

皆さんも全く実用的でなく一見すると苦労を買ってしているような消費をしていないでしょうか?今後物を売っているだけのビジネスはどんどん肩身が狭くなる可能性が高いです。

 

3.個人事業の可能性が広がる

才能がある人が才能で稼ぐという事はそれはそれで大変だと思う一方、特技一本で稼げるほど高い価値のある才能を持っている人も限られていると思います。

 

ですが最近は個人が圧倒的に発信しやすい環境が整ってきているため、大した事の無い特技や才能でも個性を出し、想い持って発信し続けていれば、応援してくれる人が付く世の中になってきていると感じます。

forbesjapan.com

自分自身の出費を振り返ってみても、最近は絵、音楽、地域の課題解決に関わって活動している方への応援などの消費が収入の5%程度を占めています。

 

ちなみについ最近本業の情報収集の中で見つけたものですが、サブスクリプションサービスを個人が簡単に展開できるものがありました。

subsclamp.com

売上の5%(無期限のキャンペーン中で実際は15%だそう)は手数料として掛かるようですが費用はそれだけで、時間を掛けずに即、個人としてサブスクが展開できちゃいます。

 

また、先日別記事(2025年を制覇する破壊的企業の書籍要約)でも紹介しましたが、Shopifyを利用すればその影響範囲を世界に波及させる事も可能。

www.shopify.jp

先日Shopifyについての理解を深めたくて以下リンクからセミナーに参加しましたが、「もうShopify使ったら苦労して海外進出しなくてもよくない!?」って思いました。 

https://events.shopify.com/japan

 

自分を表現しマネタイズする。そんな流れは若い世代でも起こっています。

japan.cnet.com

今の10〜20代の人達の中には自分は何が好きで何をしたいのか?何が得意でどんな価値を提供できるのか?をSNS上で自然と表現していて思わず感心してしまいます。それが幸福度が高く、資本主義が終わった後の生き方のプロトタイプなのかもしれません。

 

おわりに 

今回の記事を書こうと思ったキッカケになった山口周さんの新著「ビジネスの未来」は本当に気づきの多い本でした。山口周さんとは仕事で一度お話したことがあるのですが、「教養がある」というのはこういう方の事をいうんだなと感じました。

 

先日以下の記事で紹介させて頂いた「各界のプロフェッショナルから学べる無料音声アプリのVOOX(ブックス)」でもアート思考というテーマで山口周さんは本書に近い話をされています。ぜひ興味がある方は聴いてみてください。

www.arrowfield.work

※VOOXは無料なのに情報の質が異常に高いです。いろんな視点からの刺激があるので自分は大好きです。いい仕事をしたいと思っているすべてのビジネスマンにオススメしたいです。

 

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